a heck of a 「大変な」「すごい」Cambridgeにはused for emphasis to mean "very"とありました。hell(地獄)の婉曲的な言い方がheckです。地獄では強すぎるからhellとう語を嫌う人もいるわけでしょう。ずいぶん昔の話ですが、品行方正とはいえないテキサス出身の短期留学生がしきりに使っていたのを思い出します。それもあって、個人的にはあまり好い印象を抱けない成句なのですが、この句そのものには下品で粗野な感じはないそうです。I had a heck of a time. (とんでもない目にあった) I had a heck of a day.(大変な1日だったよ) I have a heck of a lot of work to do.(やらなきゃならない仕事が山ほどあるんだ) It's a heck of a long way to the nearest shop from here.(ここから一番近い店までとんでもなく遠いんだ)(Cambridge) なお、a surprisingly good person or thingという意味でも使われます。She's one heck of a writer.といえば、彼女はすばらしい作家だ、あるいは偉大な作家だといった感じです。最近よく耳にする日本語に「めっちゃ」というのがありますが、それに近いニュアンスじゃないでしょうか。I had a heck of a good time.だと「めっちゃ楽しかった」ですかね。