plainは、「平坦」という意味ですが、たとえば、plain yogurt(プレーンヨーグルト)のように混ぜ物のない、純粋なといった意味でも使われます。さらに、plain stupidとかplain absurdとなると、副詞として機能します。Cambridgeにはcompletelyとだけ説明がありました。Collinsはもう少し詳しくYou can use plain before an adjective in order to emphasize it.とありました。つまり、形容詞の前に置いて、その形容詞を強調する働きをするというわけです。例文として、The food was just plain terrible.が挙げてありました。「それはまったくひどい食べ物だった」といった感じでしょうか。なぜplainがこのようにcompletelyの意味で使われるのか英国人のALTにたずねたところ、plainはsimpleというニュアンスがあって、なにも飾りっけがないということからcompletelyの意味で使われるようになったのでしょう、ということでした。plain yogurtのplain、「まったくのヨーグルトだけ」の「まったくの」が副詞の「まったく」になったというわけです。He writes that the notion of turning America away from petroleum is just plain absurd. (アメリカに石油から背を向けさせるという考えはまったくばかげている、と彼は書いている)(2011英検準1級問題より) さて、2050年までに温室効果ガス排出量をゼロにすると宣言しちゃいましたが、その前に、二酸化炭素排出大国アメリカ・中国にきちんと抗議できるような政府であってもらいたいものだと思うのですが……。