take turns (in) (at) ...ing 「交代で~する」動詞takeは「行動を取る」といった意味で捉えるといいような気がします。take a look atとかtake care ofとかのtakeと考えればいいでしょう。また、 turnsはchange trains (電車を乗り換える)とかshake handsなどのときに用いられる複数形、いわゆる相互複数でしょう。Mary and her sister took turns (in) helping their mother each night.(メアリーと彼女の妹は、毎晩交代で母親の手伝いをしている)(成蹊)このように通常inは省略されます。in~ingは「~するとき」と考えてもいいかもしれません。In our family, we have decided to take turns doing the dishes. (うちでは、交代で皿を洗うことに決めた)(センター) The newly married couple made a promise to take turns at cooking, but the husband broke the promise soon after. (新婚夫婦は交代で料理をする約束をしたが、夫のほうがすぐに約束を破った) さて、cookは火を通して調理する場合に使われますが、プロメテウスが現れるまで人間は火を使った料理はできなかったようです。もっとも、ギリシャ神話の世界でのことですが、神話によると、プロメテウスが人間に火をもたらした、というか天上から火を盗んでゼウスからひどい罰を受けます。当然ゼウスはまさに怒髪天をつくほど人間どもにも怒りをあらわにして、火を使うようになった代償として人間たちのために新たな災いを作り出します。それは人間の男たちにとって究極の災い、つまり人間の女をゼウスは作った、というのですが、いったい誰がこんな神話をこしらえたのか知りたくなりますね。たしかに烈火のごとく怒る女性もいますが、冷静沈着に物事に対処する女性もいます。男もまた同じでしょう。それにしてもエネルギーの源である「火」の代償が女だというのはちょっとぞくっとさせられるというか、意味深長(あるいは慎重)なものがありますね。あまねく神話というものは侮れないなあと思います。