plus 「有利な点」「プラスになるもの」語根のplu-はmoreだそうです。plural(複数)も2つ以上ですから「さらに多い」という意味のplu-がついています。日本ではもっぱら数学用語ですが、「プラスする」といった動詞としては普通使われないようです。前置詞の「加えて」といった意味でよく耳にします。簡単に言えばandで捉えればよさそうです。ちなみに前置詞としてはadded to、接続詞としてはand alsoとCambridgeにはありました。The rent will be £175 a week, plus (= added to the cost of) gas and electricity. (家賃は週に175ポンド、27000円くらい、それにガスと電気代が加わります) The four of us, plus my son’s girlfriend, went out to dinner. (私たち四人と息子のガールフレンドは食事に出かけた)(Cambridge) His intelligence plus his youth makes him a prime candidate for the post. (知性と若さで彼はその役職の第1候補である)(レクシス) 名詞になるとan advantage or a good featureと載っていました。「利点」「強み」「長所」といったかんじになるでしょう。Your knowledge of English is a plus in your job.(英語の知識は君の仕事にプラスになる)(研究社) 仕事だけではないでしょうが……。ところで、日本語でプラス思考なんていいますが、その場合plus thinkingではなくpositive thinkingでしょう。考えたからなにか加点される、あるいは有利になるわけではないですから。ここでも日本語のプラスーー物事がうまく行くといったニュアンスーーと英語のplusにずれがあります。