in demand  「需要のある」needed or wanted by many peopleとWebsterにはありました。多くの人々に欲しがられている、必要とされているといった感じです。つまりは、需要があるということですが、人の場合は人気があるともいえます。These kinds of books are not much in demand now. (この種の本はあまり読まれない)つまり人気がないということでしょう。I imagine you’re much in demand. (とてももてるんじゃないかと思うけど) この文のように人が主語の場合は訳に工夫がいると思います。Good plumbers are in demand in our town.(うでのいい配管工がわたしたちの町では必要とされています) (Webster) 前置詞inは「~の点で」ということでしょうが、demand(需要)をさらに強めていると考えてもいいでしょう。前置詞inにはそのように名詞を強調する働きがあるような気がします。favorもin favorとなると強調されて「支持する」といった意味に曲がります。in commonも同様と考えれば分かりやすいかもしれません。「需要」が強められて「よく売れる」「もとめられている」といった意味に転じていったのだろうと思われます。Tech workers are in very high demand these days. (最近、IT技術者の需要は大いに高まっています) このように、highなどの形容詞が付くこともあります。ちなみにon demandは「請求されしだい」と言う意味。このonはいわゆる「時間的接触」を示すと考えればいいでしょう。つまり、on~ing(~するやいなや)のonと同じと捉えればいいでしょう。請求があればすぐということ。The fee is payable on demand. (料金は請求がありしだい支払います) ところで、日本語では求められるのは「需要」で「求める」のは「請求」となりますが、英語ではどちらもdemandです。ですから、能動的なのがon demanで受動的なのがin demandとも言えそうです。